生きたがりの青年と死にたがりの少年
「俺はヒーローとか言われたいためにヒロを助けたんじゃねぇよ!腹立つな…。自分達のこと暴き出して言いふらしてやろうか?あぁ!?いい加減にしやがれ!お前らにはわからねぇよな?人の気持ちなんてよ!」
それだけ言い残して車に乗った。
それでもマスコミはしつこく、発車寸前まで質問をしてきた。
「うっとうしいんだよ…。」
「仕方ないわ、あれでしか食べていくお金をかせげないもの。」
「……。」