生きたがりの青年と死にたがりの少年
「ショウちゃん、ヒロくんよかったね。」
久々に結花と会った。
彼女は無事に大学受験を成功させ、あとは卒業を待つだけだった。
「あぁ。よかったよ、本当に。ありがとうな、結花。」
「私、何にもしてないよ?」
「カワユリの時、結花が居てくれたから亜利沙さんを救えたし、それがあったからヒロも助けられた。ありがとう。」
「よくわからないけど、感謝されてるなら嬉しいな。」
俺たちは軽くキスをした。