生きたがりの青年と死にたがりの少年
「死んじゃうのかな…。アタシたち。」
えくぼが消えると、カワユリは悲しい目をした
─俺は死なねぇからな、絶対に。
「なんで分かるの?」
─自分の命を信じてるから。
自分でもなんでこの言葉が出たかわからない
ただ、本当に自分の命に賭けていた
「ショウはなんで死にかけてるの?」
これまでのいきさつを話した
ヒロのことも、一夫爺さんのことも
「いろんな出会いがあるんだね…。」
─カワユリは?何があったんだ?