生きたがりの青年と死にたがりの少年
隣の病人

16歳の母親、夏実ちゃんと出会った2日後、昼寝から目覚めると、隣のベッドに患者がいた。

カーテンで締め切られてて、誰かわからなかった。

リハビリを始めた俺は、病室からいない時間が多かったが、戻ってきても、リハビリにでかけても、四六時中カーテンが開くことがなかった。

ご飯の時も締め切ったまま。

なんだか不気味に思えてきた。

< 64 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop