【コメコン2】ブラックアウト症候群。
これなんてホラーだよ!!
ホントやめろよなんだよなんなんだよ!!
ぜってェ取りたくねェよこんなの三途の川見えすぎだろ見たくねェよ!!
と、携帯を手に持ったままサブ画面を眺める俺に、ミオンは苦笑。
「……わたしが出ようか?」
カチンと来た。
「……いい、俺が出る」
「え、でも…」
「いいっつってんだろ!」
キッと睨み上げると、ミオンは少しむくれて「わかったよー」とそっぽを向いた。
さっきのミオンの申し出に、俺の中で恐怖よりプライドってヤツが上回った。
女子であるミオンが怖がってねェっつーのに、男子である俺が怖がっててどうする。
怖くねェし!
っつーか怖くねェし!(※大事なことなので2回言いました)
幽霊とかオバケとか上等だし殺ってやンよ!
出てやンよッ!!
――ピッ
「…なんか用かよッ!?」
初っ端から喧嘩腰で、電話の向こうに居る得体のしれない輩に怒鳴った…
…ら。