不幸から幸せへ
美咲は頭が真っ白になった。



「あーあ、こんな子産むんじゃなかった!というか、産んだ覚えないし!!」

「そうだな。私もこんな子いらない」



そう言いながら親はリビングに戻って行った。美咲は、自分の部屋に戻った。ベットに潜り込み泣いた。


「・・・ひっく」



涙は止まらなかった。体の震えが止まらない。あんな、親の姿を嘘だと思いたい。いや、嘘だと思った。明日にはいつも通りになっているだろうと思った。そう思ったら、睡魔が襲い眠ってしまった。



< 3 / 14 >

この作品をシェア

pagetop