嫌い。でも好き
バス待ちのところには、幼馴染の天野慎 (アマノ マコト)


がいた。



「慎っっ!おはよぅ!!」


「んぁ?マコか。おはよ~」



慎とは、なぜか同じ学校に行くことになった。



慎に、


「なんでそんなに勉強してるの?マコの学力だったら、


そんなに張り詰めて勉強しなくてもここらの学校には入れるだろ?」


っていわれたとき、


「あたし、むちゃくちゃ頑張って、桜学に行くの!


いまのあたしレベルじゃぁとても入れないからさぁ!」


って言った時、


慎はかなり驚いてて、そのあと、なぜか真剣になって、


「俺も、桜学行くわぁっっ何が何でも桜学入る」


なんて言い張っちゃって、結局桜学に一緒に行くことになった。



試験結果は、慎、学年2位だったらしい。ほぼ満点。



中学では、いつも1位の慎が、今回始めて2位になった気がする・・・



慎を抜いた人物っていったいだれなんだろぅ・・・



そんなこと思っていたら、もうバスは来ていて、



慎が呼んでくれなきゃ、今頃乗り遅れていたところだった。




危ない危ない。



「慎っありがとぉ~~」


なぜか赤くなった慎は、そのまま窓のほうを向いてしまった。


(なんでだろ・・・こんな日に熱でもあんのかな?可愛そうに。(笑))





行きのバスの中では、慎の隣で眠っていた。



そして、慎の声で目が覚めたときには、



もう桜学に着いていた時だった。







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