アイツとアタシ。
日常生活
家は大金持ち。
両親が会社を経営してて、アタシと咲はその娘。
アタシと咲は双子の姉妹で
だけど、アタシは咲が嫌いだった。
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「おい・・あれ・・・・、西藤 綾(サイトウ リョウ)じゃん。」
「まーた上級生に絡まれてらぁ。」
・・丸聞こえだっつの。
彼等の言うとおり、アタシはまた上級生に絡まれていた。
多分、左耳につけたイヤーカフと銀色のピアスのせい。
伸ばした髪を左だけ耳にかけてピアスが見えるようにしてるからだろうな。
「てめぇー、最近チョーシのってるらしいじゃん?」
「女のクセに俺らの真似っこして喧嘩もしてんのかぁ?」
「・・・チッ。」
小さく舌打ちするアタシ。
それを上級生の男子生徒が見逃すわけが無い。
スキンヘッドでピアスを開けまくった耳を揺らしてアタシの胸倉をつかむ。
もう1人の金髪の男子は楽しそうに愛用なのか鉄パイプを片手にアタシを見る。
「てめ、舌打ち・・したろ?」
「・・別に。」
すると耳元でスキンヘッドが叫びを上げる。
「ふざけたコトしてんじゃねぇぞぉー!?調子乗りすぎなんだよてンめぇ!」
耳がキンキンするけど、今がチャンス。
アタシはつま先立ちの足で地面を蹴って相手の腹を蹴飛ばす。
「・・ぅぐっ・・。」
声にならない声を上げてスキンヘッドは地面に倒れる。
・・・それからは、もう乱闘で。
朝っぱらからアタシは泥だらけになるハメにあった。