恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*
「イヤだったら最初っから言えばいいのに……。
賛成してくれた後にそういう態度とかされたって困る」
今まで、味方してくれてると思ってた。
本宮先輩との事も……、今回の事も。
それなのに、それはあたしの勘違いで、本当は面倒くさいって思われてたなんて……。
ショックだった。
「あたし、バカ正直だしハッキリ言い過ぎるところもあるっていうのは、自分でも分かってる。
友達にも、『唯って面倒くさい』とか言われた事あるし。……何度も」
だから、面倒くさいとか言われるの、慣れてるハズなのに。
都築くんにまでそう思われてたのかと思うと……。
今まで、一緒に笑ってた間もそう思われてたなんて。
ショックが隠せない。
……なんで、こんなに悲しいんだろ。
胸の奥から鈍い痛みが染み出てきて、悲しい気持ちでいっぱいになる。
「面倒くさいなら、言ってよ。
黙ってそんな態度とるなんて……、ひどいよ。ショックだよ……」