恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*


「イヤだったら最初っから言えばいいのに……。

賛成してくれた後にそういう態度とかされたって困る」


今まで、味方してくれてると思ってた。

本宮先輩との事も……、今回の事も。

それなのに、それはあたしの勘違いで、本当は面倒くさいって思われてたなんて……。


ショックだった。


「あたし、バカ正直だしハッキリ言い過ぎるところもあるっていうのは、自分でも分かってる。

友達にも、『唯って面倒くさい』とか言われた事あるし。……何度も」


だから、面倒くさいとか言われるの、慣れてるハズなのに。


都築くんにまでそう思われてたのかと思うと……。

今まで、一緒に笑ってた間もそう思われてたなんて。

ショックが隠せない。


……なんで、こんなに悲しいんだろ。

胸の奥から鈍い痛みが染み出てきて、悲しい気持ちでいっぱいになる。


「面倒くさいなら、言ってよ。

黙ってそんな態度とるなんて……、ひどいよ。ショックだよ……」




< 194 / 448 >

この作品をシェア

pagetop