恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*
◇番外編
┗唯SIDE
【唯SIDE】
「……唯」
呼ばれて顔を上げると、すぐそばに都築くんの顔があった。
そして次の瞬間には、唇をふさがれてた。
「……ん、」
目を閉じて都築くんの制服をぎゅっと握ると、あたしの腰を抱き寄せる手に力が入った。
どんどん情熱的になるキス。
都築くんの香水の匂いが身体に巡っていってドキドキする。
「あっ……、」
ゆっくりと離れた都築くんの唇が、あごに触れながら首筋を滑り落ちる。
もともと1つ開いていたブラウスのボタン。
都築くんがもう1つ開けて、それをずらして素肌をさらす。
そして、鎖骨のあたりにチュ、とキスをした後、都築くんはあたしを見つめた。
お互いの背中に回した手は、まだそのまま。