恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*

┗唯SIDE




【唯SIDE】



危なかった。


都築くん、勘いいし、ずっと隠しとおせるとは思ってなかったけど……。

でも、まさかもう核心つかれるなんて。


翌日の2時間目の授業中、顔をしかめてため息をもらす。


多分……、あの様子だと、あたしが嫌がらせ受けてる事に気付いてるんだろうな。


いつ気付いたんだろ……。

でも、都築くんの事だから、知っててもあたしが秘密にしたがってたから黙っててくれただけなのかも。


本当は、結構前から知ってたのかもしれない。


……はー。

もともと秘密とか苦手だしなー。

バレちゃっても無理はないんだけど。


そんな事を思いながら、窓際の席に座ってる都築くんをこっそり眺める。


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