それでも好き
あたしたちは、学園ホラーを見た。


「あー怖かった!!ね、大森君!」

「あ、あぁ。」


葵の顔が一気に赤くなった。分かりやすいな(笑)


「葵ー?」


あたしは少し意地悪そうに笑ってみた。


「な、なんでもないよ!それよりっ!あんたもあんだけ叫べばスッキリしたでしょ!」


言わないで~!


それから、あたしたちはお昼を食べようと、ファミレスに入った。


注文した直後、葵からメールが来た。


「途中で二人にしてほしい!」


そうゆう事ですか(^o^)


「了解」っと。


お昼を食べ終わり、ショッピングする事になった。


チャンスっ!!!


「ここで、提案なんだけど、二人ずつで行動しない?」


「おっ!いいよー。じゃあ俺、翠ちゃんと!」


都合良く望君が、あたしと行く、と言い出した。


こんなに上手くいくなんて思わなかった。
葵は、めっちゃ喜んでるし。


「じゃあ、そうしよっか!」


そう言って二手に分かれた。


なんだろ…
やっぱりあたし、この前から変だ。
どうしても気になる。


「翠ちゃん?」


望が、ボーッとしてるあたしの顔を除きこんで来た。
「だ、大丈夫だよ!」


「なら良いんだ」
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