それでも好き
放課後。
あたしは、葵と玄関に向かった。
出ようとした時っ


「翠!」


お、大森君!
なんでいるの?


「ごめん、話があるんだ。」

「話だって!いいなぁ。」
葵までー(泣)
ってか葵、好きじゃなかったの?


「あんたが呼ばれるのは悔しいけど、チャンスじゃんっ!」


なんでそんな事言うのー?

「じゃあ、翠借りるから。」

そう言って、大森君はあたしの手を引っ張って走った。


連れていかれたのは人通りが少ない公園。
< 14 / 30 >

この作品をシェア

pagetop