ひとかけらの恋
あー。暇だ。話長いよ。

「えー、それでは。1年生の担任発表に移ります。」

おっ!待ってました。
教頭先生がマイクのところに行く。

「では。学年主任、山田智貴先生。1組担任、石田淳志先生。2組担任、黒川佐織先生。3組担任、澤木智美先生。4組担任、片岡卓也先生。5組担任、水島真先生。学年担任、仲田皐月先生。同じく、学年担任、北澤達也先生。以上の先生方です。」

先生達は、1人ずつ名前を呼ばれるとペコッとお辞儀をした。

2組は、黒川先生か。女の先生だ。メガネをかけた結構優しいそうな感じの先生だった。

担任発表も終わり、またブラスバンド部の演奏で退場をしていく。
「美晴ー!!」

体育館から教室までの帰り道、江里香に声をかけられて、一緒に教室まで行った。

教室に入り、席につくと黒川先生が自己紹介を始めた。

「えっと、黒川佐織です。今日から1年間よろしくね。」

「先生何歳?」

誰かが質問をした。
いきなり歳を聞いてもいいものなのか。

「いやぁ、それはちょっとねぇ…。」

先生は困りはてている。




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