繋ぎたい愛
⑩:死
暗い非常階段をもつれる足で、何度も転びながら登ったマンションの最上階。
手すりに足をかけ、よじ登り。
細い手すりに腰を下ろし見渡せば、ネオンが輝く街の光が涙で滲み霞んでいく。
瞼の裏に映し出す、あなたと駆け抜けた時間が鮮明に蘇る。
私は幸せでした―………。
そっと目を開け呟く声で
"海翔が大好きだったよ……。またね。"
回転しながら宙を舞う体。走馬灯のように海翔との幸せな時間が映し出され、笑顔で散る。
ドスーーーン
私は今曰死にました。
暗い非常階段をもつれる足で、何度も転びながら登ったマンションの最上階。
手すりに足をかけ、よじ登り。
細い手すりに腰を下ろし見渡せば、ネオンが輝く街の光が涙で滲み霞んでいく。
瞼の裏に映し出す、あなたと駆け抜けた時間が鮮明に蘇る。
私は幸せでした―………。
そっと目を開け呟く声で
"海翔が大好きだったよ……。またね。"
回転しながら宙を舞う体。走馬灯のように海翔との幸せな時間が映し出され、笑顔で散る。
ドスーーーン
私は今曰死にました。