繋ぎたい愛
⑧:酷

"神さまは……
それさえも許してくれないんですか?"



あなたは私に言いました。
『好きなんて最初からなかった』



添え木は音を立てて裂けました。
私はネオン輝く夜の街を、添え木を失いふらふらになり、足が何度もつれ転び起き。




今の私は、あなたの前では笑えません。




何度も転ぶあたしは、使い古された雑巾のように服も破れ、手や足から血を流し泣く、なんの価値もない人間になりました。




それでも愛する心は失えない。






"大好きなあなたに最後のメッセージを……。"


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