LastLove
小学6年生の冬、もうすぐ卒業を間近に控えた私、
中部まなみ12歳!


中学2年のお姉ちゃんと、いつものように部屋でおしゃべり中です♪

「あんたももうすぐ中学生か〜!ドキドキだね♪」

「中学ってどぉー?楽しい??」

「楽しいよー!同じ小学校の子もたくさんいるし、他の小学校から来る子もたくさんいるし!」


「へぇ〜!なんか緊張するなー…同じクラスに知ってる子いるかなぁ…」


「大丈夫大丈夫♪あ、そーいえばお姉の友達に、あんたと同い年の弟がいる子がいたなー!日浦君っていう子ね♪かっこいいらしいから探してみて♪」

「ふーん。日浦くんね。」

「あ、でも日浦くん、同じ小学校に好きな子がいるらしいから残念だったね♪」

「別にどーでもいいよぉ。知らない人だし!」


「まぁ同じクラスになるかも分かんないしね!」


そうそう、興味ない。
あたしはまだ恋ってものをよく分かってない。
好きな人はできたことあるし、バレンタインにチョコを渡して告白したこともあるけど、その先がないんだ。
その先は求めてないから。

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