暴走族に寵愛された女子高生
それから、ついさっき。

また誰かナンパされてるのを見た。
ナンパ野郎があまりにも、しつこそうだったから、『離せ!』って言っただけ!!

そしたら、また俺の正体に気付いて逃げてった。

弱っちぃ奴ら、なんて思ってたら

『助けてくれてありがとうございました。』

って言われて、顔を見たらまたコイツだった。


コイツも、俺の顔を見るなり、
杏『夕方の金髪!!』
なんて言ってきた。


すぐ慌てたようだったから、

湊『俺のこと知ってんだ?』

なんて聞いたら、

杏『さっき友達から聞いて知りました』


はっ!?さっき知ったのかよ!!!!


それで『金髪』とか普通言わねーよな。
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