ツンデレ女子と軟弱男子ー素直になれない私ー
青島が教室へ入って来ても、私は見ることさえせずに、友梨香と楽しく話をすることに決めたが、話題が無い。
その時、ふと友梨香の胸元のポケットに入れている携帯のストラップに目が入った。
「…可愛いな」
頬杖をつきながら、ストラップに触れた。
「あ、これ?可愛いでしょ。手作りなんだよ」
そっか…確か、友梨香は手先が器用で、昔から細かいことするのが好きだったよな。
「へぇ〜…凄いな、昔から友梨香は器用だったもんな。こういうの」
「覚えててくれたんだね」
ニッコリと嬉しそうに微笑む友梨香に、私は応える。
「当たり前だろ?……マフラーだって、ちゃんと取っといてるよ」
「本当!?…中学の時に作ったやつ、ちゃんとしまっておいてくれたんだ♪嬉しいな〜…。でも、使って欲しいな」
「あぁ?…あのマフラーを?」
「だって、大事にしまっておくくらいなら、使ってくれた方が嬉しいもん…」
「仕方ないな…使うよ」
半分、呆れ気味に溜め息を吐きながら、肩をすくめると友梨香に降参した。
やっぱり、友梨香には勝てないや。
その時、ふと友梨香の胸元のポケットに入れている携帯のストラップに目が入った。
「…可愛いな」
頬杖をつきながら、ストラップに触れた。
「あ、これ?可愛いでしょ。手作りなんだよ」
そっか…確か、友梨香は手先が器用で、昔から細かいことするのが好きだったよな。
「へぇ〜…凄いな、昔から友梨香は器用だったもんな。こういうの」
「覚えててくれたんだね」
ニッコリと嬉しそうに微笑む友梨香に、私は応える。
「当たり前だろ?……マフラーだって、ちゃんと取っといてるよ」
「本当!?…中学の時に作ったやつ、ちゃんとしまっておいてくれたんだ♪嬉しいな〜…。でも、使って欲しいな」
「あぁ?…あのマフラーを?」
「だって、大事にしまっておくくらいなら、使ってくれた方が嬉しいもん…」
「仕方ないな…使うよ」
半分、呆れ気味に溜め息を吐きながら、肩をすくめると友梨香に降参した。
やっぱり、友梨香には勝てないや。