君が隣にいる意味を教えて
そんな光景を今まで何度か見てきたあるのに
今はなんだか見てはいけないような気がした。
店を出て、私は彼に言った。
「ちょっと寄りたい所あるんだけど行っていい?」
なーんて、決め台詞みたいに言ってたけど
私の手は震えていた。
まるで取引を一人でやりこなそうとするちっぽけな戦士みたい。
敵との武器を合わせて戦うのは手慣れている戦士も
口が上手くなければいけない交渉付きの取引は緊張。
たとえになっているのかな?
とりあえず私は敵が同じように見えて違う。
敵と言うか…相手?
ほら、今だって緊張して
彼の前を歩いてしまっている。