メモリー~君と過ごした日々~(短編)【完】
どうして……

どうして、剛なの?
私は何度も思った。

そして、うらんだ。


トラックの運転手、神様


うらんだ。


どうしていいのかもまったく分からなくなったんだ。


剛のお葬式、私は、
ずっと泣いていた、
涙がかれるくらい

ずっと、ずーっと泣いていた。



もう一度


あの笑顔で…

あの声で…


『りんっ!大好きだぞっ!』

って少しテレながら
もう一度、もう一度

言ってよ……


「ごぉーーーう…」
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