車輪の唄
ドラムスティックを持っている。
別に何も考えず通り過ぎたが、不思議な感覚が私を襲った。
私、あの人知ってる???
気になって気になって、その後のCDの棚卸しも身に入らなかった。
「葛西さん、第三スタジオから烏龍茶のオーダーあったから、烏龍茶5つお願い!!!」
主任に言われるがままに烏龍茶を5つ用意して第三スタジオまでの階段を上がっていく。
誰かに似ている気もするけど、きっと私の思い過ごしだと言い聞かせて、そう思うことにした。
「失礼しまぁ-す」
ドアを開けると、楽曲を演奏する爆音が消えた。
メンバーと目を合わさないようにして、テーブルに烏龍茶を置いた。
「失礼しました」
そう言って顔を上げた時、ドラムの人と目があった。
確実に時間は止まった。
帽子もサングラスも取り払って、ドラムの前に座っているその人は
上総…
その人だった。
別に何も考えず通り過ぎたが、不思議な感覚が私を襲った。
私、あの人知ってる???
気になって気になって、その後のCDの棚卸しも身に入らなかった。
「葛西さん、第三スタジオから烏龍茶のオーダーあったから、烏龍茶5つお願い!!!」
主任に言われるがままに烏龍茶を5つ用意して第三スタジオまでの階段を上がっていく。
誰かに似ている気もするけど、きっと私の思い過ごしだと言い聞かせて、そう思うことにした。
「失礼しまぁ-す」
ドアを開けると、楽曲を演奏する爆音が消えた。
メンバーと目を合わさないようにして、テーブルに烏龍茶を置いた。
「失礼しました」
そう言って顔を上げた時、ドラムの人と目があった。
確実に時間は止まった。
帽子もサングラスも取り払って、ドラムの前に座っているその人は
上総…
その人だった。