車輪の唄
夢を見ていた。
上総と出会った日の夢を見ていた。
ステージの上で気持ちよさそうにドラムを打ち鳴らす上総を、私は袖から見詰めている。
頭にタオルを巻ぃて、とても楽しそうに演奏する上総を見詰めている。
上総が、私の方を見て微笑んだ。
その笑顔に心が揺れた。
「…さ…ん!!…さん!!葛西さん!!!」
はっと目を覚ますと、主任の顔が見えた。
何が起きているのか分からなかった。
「…あれ??」
とっさに口から出た言葉は、とぼけた疑問詞だった。
「葛西さん大丈夫??体調が悪いなら悪いって言わなきゃ…」
主任は心配そうな顔で私を気遣った。
ふと気付いた事。
私は誰かに支えられている。
背中に温もりを感じた。
振り返った背後にいたのは、紛れもない…上総本人だった。
「大丈夫ですか??」
上総までもが自分の心配をしている。
上総が私を抱きかかえるように支えている。
「………ぁぁあああ!!!大丈夫っ!!大丈夫ですから!!すぃませんすぃません!!!」
上総と出会った日の夢を見ていた。
ステージの上で気持ちよさそうにドラムを打ち鳴らす上総を、私は袖から見詰めている。
頭にタオルを巻ぃて、とても楽しそうに演奏する上総を見詰めている。
上総が、私の方を見て微笑んだ。
その笑顔に心が揺れた。
「…さ…ん!!…さん!!葛西さん!!!」
はっと目を覚ますと、主任の顔が見えた。
何が起きているのか分からなかった。
「…あれ??」
とっさに口から出た言葉は、とぼけた疑問詞だった。
「葛西さん大丈夫??体調が悪いなら悪いって言わなきゃ…」
主任は心配そうな顔で私を気遣った。
ふと気付いた事。
私は誰かに支えられている。
背中に温もりを感じた。
振り返った背後にいたのは、紛れもない…上総本人だった。
「大丈夫ですか??」
上総までもが自分の心配をしている。
上総が私を抱きかかえるように支えている。
「………ぁぁあああ!!!大丈夫っ!!大丈夫ですから!!すぃませんすぃません!!!」