HARUKA -衝動の果てに-


「は、はーい!」


ああ、頭重い・・・。

移動するのもつらいな。



鍵を開けた。



「あっ、雨宮さん!」


そこには、笑顔になった平山くんがいた。

全然変わってない・・・。

当たり前だけど。

少し、平山くんに釘付けになった。



「どうしたの?」

「ううん、何でもない」



理由なんて言えるわけない。

さみしくて、平山くんの顔を見たかったなんて・・・。


< 110 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop