HARUKA -衝動の果てに-
二人に会いたくなくて休んだのに、私ってば矛盾してる。
「どうしてうちに?何か用?」
「うん・・・用って言うか、報告」
そう言って平山くんは制服のブレザーのポケットから折りたたまれた紙を取り出した。
「見て。そして来て欲しい。待ってるから」
それだけ言って、紙を渡して出て行った。
ドアが閉まった。
・・・と思ったら、引き返してきた。
「やっぱり、だめだ!」
「えっ?」
何が!?
ええと・・・何も話が分からない。