HARUKA -衝動の果てに-
「そんな僕にとって、二人は・・・なんていうか・・・太陽みたいだった。憧れかな。気づかいなく仲いい関係が、羨ましかったんだ」
平山くんはそんな目で私たちの事見てたんだ・・・。
スクールカースト―学校での立場―を一気に最低ランクに落とされた平山くん。
夢に向かって順調に進んでいる悠ちゃん。
そして、自分の意見を言えずに気持ちを押し殺すわたし・・・。
でも、平山くんは恋をしている。
恋をするだけで、人は変わる―。
きっと、目標を持つ平山くんはもうちょっとで元に戻るだろう。
残るのは、変われないままのわたしだけ。