HARUKA -衝動の果てに-
クリーナーで綺麗にしなくても、あたしの黒板消しで一応は消えた。

「ほんとにありがとう・・・」

霧羽はまだ半泣き状態。

「いいって」

そして笑顔を見せた。




「―――雨宮さん?」




男の声がした。

この声で歌えば、売れるんじゃないか?

・・・って思ったのは職業病?




「ひ、平山くんっ・・・!」


顔から火が噴き出るように霧羽の顔は一瞬にして赤く染まった。


おーい・・・そんなんで命持つか?


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