HARUKA -衝動の果てに-
霧羽と平山が先に交換。
あたしは―――
ピーンポーンパーンポーン♪
《1-7橘内 悠さん。1-7橘内 悠さん。至急、保健室まで来てください》
同じ放送が二回流れた。
石山の声。
なんだろ?
「ごめん。あたし、行くわ」
「え!?」
「がんばれよ、霧羽」
頬が紅潮していく霧羽と平山を残し、あたしは教室を出た。
あたしは―――
ピーンポーンパーンポーン♪
《1-7橘内 悠さん。1-7橘内 悠さん。至急、保健室まで来てください》
同じ放送が二回流れた。
石山の声。
なんだろ?
「ごめん。あたし、行くわ」
「え!?」
「がんばれよ、霧羽」
頬が紅潮していく霧羽と平山を残し、あたしは教室を出た。