HARUKA -衝動の果てに-
そしてフレッシュ平山は悠の歌っているところを見たと白状した。

「そうか~、そこを見たか」

きっと彼女にとって致命的なことだろう。
命は惜しんであげよう。


「あの、知ってることは全部、言いました」

「うむ、御苦労」


俺は頭の中で考えてみた。



歌うイコール歌手志望・・・と考えてるわけね。

うーん・・・言うべきか言わないべきか。

「ただ学校が面倒臭くなって帰ったよ」とも言えるしなぁ。



・・・でも、この子の気持を示唆すると・・・



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