HARUKA -衝動の果てに-
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あたしは10分休みを利用して、教室に入った。

「あ、悠ちゃん!」

真っ先に気がついたのは、霧羽だった。

「平山くんに聞いたの。抜け出した理由・・・」

「そ」

「橘内さん!」

後ろから平山の声がした。


「あ、もしかして」

「えっ!?喋っちゃいけなかったですか!?」

「あ~~~!」

「いいよ別にもう・・・」

「え、そうなの!?」


よかった、石山先生が危ない目に合うところだった~とか思ってんのかな。
ま、許してやろう。

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