HARUKA -衝動の果てに-
思わぬ収穫
――その一週間後。
ぶらぶらショッピングをしていたあたしは、お腹がすいたのでまたあのファミレスに入った。
「いらっしゃいま・・・あああ!!」
出入り口で何事だと思えば、あたしの目の前には口をあんぐりとあけた店長がいた。
「待ってたんだよ!君、少し時間あるかい?」
「え、あ、まあ」
「話があるんだ。裏に来てもらってもいいかな?」
まくしたて具合に驚いたが、別に今すぐ食事を取らなければ死ぬわけでもないので頷いた。