HARUKA -衝動の果てに-


その後携帯の番号と名前の漢字を教え(自分の名前を説明するのはとても面倒くさかった)、昼食にこぎつけた。

そして会計に行こうと思った時、携帯が鳴った。



「もしもし」

『あ、橘内さんでしょうか?レイルロードエンタテインメント卯方と申します」


早っ!


『オーディションの件、受けてくださりありがとうございました』


なんか立場逆だよね・・・?


『日時のご連絡です。来週の金曜日、27日の10時からです』

「場所はどこですか?」

『事務所の場所は聞いてないですよね。駅にしましょう。女性スタッフが迎えに行かせます』

「分かりました」



27日、10時から。駅で合流。

オーデは受け慣れてるから、日時を覚えるのは得意分野となった。




< 70 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop