HARUKA -衝動の果てに-
同じ時間に授業が終わって、同じタイミングで手を洗いに行ったのに先に屋上についたのは平山くんだった。
「ごめんね、待った?」
「ううん」
なんか・・・こういうのってデートの待ち合わせっぽい?
一人できゃーきゃー心の中ではしゃいじゃってる。
風が涼しいな。
「弁当食べようか」
「うんっ」
平山くんはお弁当の入った巾着を開けた。
私の今日のお弁当はサンドウィッチ。
平山くんはおにぎりみたい。