HARUKA -衝動の果てに-
「それで、話って・・・」
「うん、ちょっと相談があって」
・・・相談?
あまりにサラッと言われて少し驚いた。
そうだよね、告白なんかじゃないよね・・・。
少しでも期待していた自分が恥ずかしくなった。
「あー。やっぱ話すとなると緊張するなぁ」
「大丈夫だよ。力になりたい」
顔を赤く染めてる。
相談って何なんだろう?
「ありがとう。実は・・・」
「うん」
平山くんは決意したように固い口を開いた。
風がおさまった。
「橘内さんが好きなんだけど」
・・・え?