HARUKA -衝動の果てに-
「・・・いいよ」
私はなんて小心者なんだろう。
好きだから協力できないとかいえば良かったのに。
でも、こっちの選択で正解だと思った。
振られちゃったら、お互い避けちゃうかもしれない。
もう喋れないかもしれない。
だったら、近くで平山くんを見られる方がいい・・・。
「ほんとに!?ありがとう!」
きゅん・・・。
平山くんの、綺麗な白い歯が覗く、目が三日月になる、この笑顔が好き。
この気持ちを失いたくないよ・・・。