HARUKA -衝動の果てに-




「・・・いいよ」



私はなんて小心者なんだろう。

好きだから協力できないとかいえば良かったのに。

でも、こっちの選択で正解だと思った。



振られちゃったら、お互い避けちゃうかもしれない。

もう喋れないかもしれない。

だったら、近くで平山くんを見られる方がいい・・・。



「ほんとに!?ありがとう!」



きゅん・・・。


平山くんの、綺麗な白い歯が覗く、目が三日月になる、この笑顔が好き。


この気持ちを失いたくないよ・・・。




< 80 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop