妬いてほしいの
………。
今思い出したけど、わたし達は今“外”に居る。
そして“外”で抱き合ってたら自然と好奇の目で見られるわけで
…っていうか見られてる!!
「ちょっ、直哉!」
「……」
「すごい見られてるっ」
「分かってる」
言いはじめたのは、わたしだけど、さすがに視線が痛い……かも。
そう思ったのが分かったのか、直哉はスッとわたしから離れる。
でも、直哉は納得していないような顔で…。
「直哉?どうし――」
「今から暇?」
“どうしたの?”
そう質問しようと話しかけるけどスルーされる。
てか、話変わりすぎじゃない?