妬いてほしいの


………。


今思い出したけど、わたし達は今“外”に居る。

そして“外”で抱き合ってたら自然と好奇の目で見られるわけで


…っていうか見られてる!!



「ちょっ、直哉!」


「……」


「すごい見られてるっ」


「分かってる」



言いはじめたのは、わたしだけど、さすがに視線が痛い……かも。


そう思ったのが分かったのか、直哉はスッとわたしから離れる。

でも、直哉は納得していないような顔で…。



「直哉?どうし――」


「今から暇?」



“どうしたの?”

そう質問しようと話しかけるけどスルーされる。


てか、話変わりすぎじゃない?


 
< 36 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop