妬いてほしいの
「一生、明日にならなきゃいいのにー…」
寝る直前まで、時が止まれ!って神様とかにお願いしといた。
だけど……
そんなお願い聞いてくれるはずもなく、
目が覚めたら、普通に次の日。
「……今頃…あの二人仲良くデートかな」
布団でゴロゴロしながら二人の事を考える。
仲良く手にぎっちゃったりして!
すごいオシャレなカフェ入ったり!
あの人と柚稀がいい雰囲気になって…
わたしは、用済み??
「いやぁぁぁあっ!!」
浮かんできた最悪な考えについ、叫んで首をふる。
下からお母さんの『うるさい』が聞こえたけど、今はどーでもいいや。
あ――――っ!!
ダメだ、ダメだ、ダメだ!
家でボーッと過ごすなんてムリッ!
「デート邪魔してやるっ!!」