甘い恋のお時間~sweet love~
Prologue
「・・・ふぅ~ん・・・
もう、俺とは縁切りたいって?
酷いなぁ。俺たち、友達なのにさ」
真っ暗闇の中。1人の男の声がそこに響いていた。
「・・・・・・お前といたら・・・
いつかアイツらを巻き込むことになる」
どうやら男は2人いるらしく、もう1人が小さい声でそう言った。
「はははっ・・・そうだねぇ。
優しいんだね?そんなに心配なんだ。
弟くんと、その友達たちがさぁ」
男は、ペラペラと挑発するような口調でそう言う。
もう1人の男は俯いて奥歯を噛み締めた。