甘い恋のお時間~sweet love~
「何、悠季、興味持っちゃった??」
からかうように瑞季が悠季に言った。
「・・・いいから話せよ。
その・・・麻生がどうした?」
冷めた表情のまま、悠季が言葉を紡ぐ。
・・・長年一緒にいたあたしだから分かるのかもしれないけど――・・・
悠季・・・なんか変・・・。
「目、覚ましたらしいよ、麻生。
1年間も寝てたのに、すごくね?
まー、俺は仲良くなかったからどうでもいいんだけどさぁ」
本当に他人事のように瑞季が言った。