甘い恋のお時間~sweet love~
「お前と飯塚、気合うんじゃね?」
横から瑞季が話しかけてきた。
「そうかなぁ?どこら辺が?」
「うるさいとことか」
「・・・なっ!!」
そんなあたし達の後ろで、りづと悠季が笑ってた。
こんな小さな普通の日常が"幸せ"だったなんて
あたしは全然気付いていなかった・・・。
本当に大切なものは
失って気付くもの―・・・
あたしはそれさえにも
気付けずにいて―――・・・
ただこんな毎日が永遠に
続けばいいと思ってた・・・。