甘い恋のお時間~sweet love~
「だから!!星!!
ほら、ここって都会だからあんまり
見えないと思うでしょ??それがさぁ、
超きれいに見えるとこ見つけちゃったの♪」
「へー・・・どこどこ?」
自慢げに言う怜奈に瑞季が問う。
「屋上ッ!!昨日ね、ノート学校に忘れて
稚人と取りに行ったんだけど、なんか
屋上行こうって流れになっていってみ
たらホント、空がきれいだったの~っ」
日本語大丈夫か、とつっこみたくなる。
ていうか、『屋上行こうっていう流れ』っていうのが訳わかんないし・・・。
まぁ、このカップルならそういう流れになるのかもしれないけど。
「てか、屋上って・・・。
そんなにきれいだったの?」
「そうだって!!
今日行ってみなよ~っ。
都会とは思えないほどきれいだから!」
怜奈は目を輝かせてそう言った・・・。