甘い恋のお時間~sweet love~
「行ってみなよ・・・って、
英葉くんと怜奈ちゃんは行かないの?」
りづがそう聞いた。
「あー・・・うん!
ほら、4人の仲にあたし達が入りこむのも悪いと思うしっ」
もう充分入りこんでると思うけど・・・。
「でも、なんか楽しそうだね、夜の屋上っ」
あたしはそう言って、りづと瑞季と悠季の方を見た。
「・・・お前、行く理由間違ってんだろ」
呆れた顔で悠季が言った。
「でもさ、確かに面白そうだな」
ニンマリ、と笑うのは瑞季。
「えっ・・・止めようよ、怖くない?」
おびえた表情になったのはりづ。
でも・・・こういう時は結局
行くことになるってあたし達はよく理解してる・・・。