甘い恋のお時間~sweet love~








―――――――――夜11時・・・。






「・・・ねぇ、もう先生もいないと思うよ・・・」



小声でりづが言った。




「分かってるよ~!
 それを狙ってたんじゃんっ」



あたしはにやりと笑ってそう言った。






あたし達は、ずっと学校の体育館の倉庫に隠れていたのだ。




ここは唯一先生が見回りに来ないらしいからね。


周りは薄暗くて、音は何もしない・・・。






「楽しそうだねえ~っ」



顔が青くなっていくりづとは逆に、あたしはテンションが上がってく。













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