甘い恋のお時間~sweet love~
第1章
4人の関係。
「ゆづっ!!ゆづってばぁ~!
遅刻するから起きてっ!!ねぇっ」
「・・・・・・・・・ん・・・りず・・・?」
朝7時。あたしはちょっと高めの声に無理やり起こされた。
体を起こすと、目の前には全く自分と同じ顔の女の子。
「ゆづっ!!今日入学式だって分かってる??」
「・・・りづ、おはよッ!!
もちろん分かってるよ~っ!!」
頬をふくらます彼女に、あたしは微笑んで見せる。
そう。あたし達は双子なのだ。