甘い恋のお時間~sweet love~
『・・・ごめんな。
お前らと一緒にいれて楽しかった。
学校には休学届だしたから暫くは
大丈夫だと思うし・・・・・・、
強制はしねえけど、母さん達には
黙っといてくれな、俺が失踪したの。
お前らの前に姿を現すことはもう
ねぇけど・・・ちゃんと行く場所も
あるし、俺は1人じゃねえから・・・』
「・・・悠季・・・
せめて、もう1回話し合って・・・」
『・・・今までありがとな、瑞季。
柚津紗も、璃津紗も、サンキュー。
・・・・・・・・・・・・じゃあな』
「っ、悠ッ・・・」
電話はそこで切られた。
あたしとりづは呆然とそこに立ってるだけ。
「っ・・・納得できねえって
言ってんだろうが馬鹿・・・!」
瑞季がそう叫んで電話をかけ直す。
―――――――――だけど。