甘い恋のお時間~sweet love~
俺がアイツらの前から姿を消したら、
もうアイツらには手を出さないってことだった。
「大丈夫だよ?約束は守る。
でもさ・・・なんでそんなに大切なの?
ていうか、本当に大切なのかな?
もしかして錯覚してるんじゃない?
君は美結ちゃんを守れなかった・・・。
まさか、それへの罪滅ぼし?
あの子たちを自分が守る義務がある
・・・そう勘違いしちゃってるんじゃないの?」
「・・・・・・。その問いには、答えない」
「・・・当たってるから?別にいいけどね」
クスクスと笑いながら麻生はそう言って、テレビの電源を入れてテレビを見始めた。
・・・・・・アイツの言ったことは間違ってる。
俺は・・・瑞季と柚津紗と璃津紗を守ろうなんて考えてない・・・。
ただ、アイツらが笑顔でいてくれたら・・・。
そう、考えてるだけだ。