甘い恋のお時間~sweet love~
「まー、全部先輩に聞いた話なんだけどねっ。
全学年各クラスから1人、男子の中から
代表を決めて~、誰が1番可愛いかを
競う大会だよっ!女子は関係ないけど、
ほら・・・かっこいい男の子が女装する
なんて超見ものじゃんっ?!」
あたしは目を輝かせながらそう言う。
「・・・黙れ変態。
つーか、何のためにそんなこと・・・」
「・・・で、でも楽しそう・・・」
「・・・りづまで・・・」
りづの言葉に、瑞季は顔をしかめる。
「今日の午後の授業は、
その代表について話し合うらしいの!
あたしは瑞季のこと推薦するからねっ!」
「はぁ??!!!」
あたしが親指をグッと出して言うと、瑞季が目を見開く。