the most love
とはいっても、私の1つ年上で受験生だった彼と会うのは本当に久々だ。

最後に会ったのがいつなのか…

確か、夏休みあたりだった気がするが正確には覚えていない。

今日デートができるのも、つい先日彼の大学が決まったからなのだ。

彼の待つ駅まで向かう足取りは、

自分でも驚くほど弾んで今にもスキップし始めてしまいそう。



…と言いたいところだけれど、自分でも驚くほど落ち着いている。

行き先を訂正しよう。

私が今向かうのは、“付き合っている”彼との待ち合わせ場所。

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