空に輝く太陽のように・・・

友達

ガラッ
「みんな、おはよう！！」勢いよくドアを開ける。
「あ！やっと美嘉が来たよ！あたしも識も待ってたんだよ！？」
高校に入ってできた友達、佐伯　香織と幼なじみの海陽　識。
あたし達３人はクラスでもかなりの秀才グループだ。香織は数学、校内トップ。識は英語、校内トップ。
あたしは国語がトップなんだ。
「っていうか！識が起こしてくれればいいじゃん！」あたしは遅刻しそうだったのを識のせあにしようとしたが…
「人のせいにするな。だいたい、電話しても起きない美嘉が悪い」
「う゛…」
た、確かに…
あたしは識の反撃に負けてしまった。
「そうそう！そろそろ美嘉も識を見習えば！？」
香織はわざとニッコリしながら毒舌をはいた。
「うぅ〜…今日は二人とも意地悪だ〜」
あたしは言い返せないことがすごく恥ずかしかった。「そういえば、今日は転校生がうちのクラスに入ってくるって！」
「「転校生？？」」
あたしも識も初めて聞いて驚いてしまった。
「そ！名前は工藤　晴明。親の都合で転校してきたんだって！ 」
「さすが理事長の娘！！」あたしが言ったように香織はこの学校の理事長の娘だった。