空に星

『もぅ!早すぎ』

ハァハァ息切れしながら
やっとりゅうのとこまでたどりついた。

『お前本当体力ねぇーな(笑)』

『りゅうがありすぎるんだよ!』

『ほら』

っと背中をむけた。
りゅうはあたしが疲れると
おんぶしてくれる。

じゃんけんでまけたら
あたしもりゅうをおんぶする。すぐおろしちゃうけど。

『よいしょッ』

『おもッ』

『ひっどーぃ!りゅうのバカ。もぅおろせっ』

『はいはい。こんくらい楽勝ですから。』

『寝てイイ?』

『だめ!』

『はぃ。ベンチすわって。』

5時間目は始まってる
でも体育野球でできないから
2人でさぼっちゃった(笑)

『ねぇりゅう。』

『ん?』

『りゅうは好きな人いないの?』

『なんだよ、いきなり』

『いいから』

『いるよ。』

『うわッ意外!ぢゃあさその子といなよ!あたしなんかぢゃなくてさッ』

『うん。そーだな。まぁこれまでもそーしてきたんだけど』

『ん?なんて?』

『別に』

『あーも!聞こえないよ。気になるぢゃん。』

『いいの!』

『うん…。りゅうさ、彼女できたらおしえてねッ』

『おぅ!』

< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop